まじっ君ブログ

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【映画】ラ・ラ・ランド(感想・レビュー)

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あらすじ

何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた

女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、

ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。

そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング

と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。

ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに

1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。

参照 Yahoo!映画

 

 

僕はミュージカル映画が苦手でした。
急に歌って踊り出す”演者”に困惑し、

映画に置いてけぼりにされたような感覚にいつもなるからです。

高評価でアカデミー賞をとったと言えども、

この作品も同様だと思っていました。

全く違いました!

人の心を動かすしっかりとした物語性がある、

ミュージカル部分がストーリーの妨げになっていないし

自然と音楽が始まり映画に溶け込んでいるし
誇張のない上品なミュージカル音楽

嫌味のない主役役者の完璧な演技とダンス...

それに加えて、物語自体も素晴らしい


現代のハリウッド映画とは思えないほど、

画期的にロマンティックで夢に溢れている。
スピード感はあるのに、

丁寧な描写と演出で観客を魅了し、

あっという間に2時間が経っていました。

そしてこんなに愛と夢と幸せなエネルギー

満ち溢れているのに、なぜだか泣いてしまう。
御涙頂戴じゃないんです。

台詞やさりげない演出部分に、

ちゃんとメッセージが潜んでいる。

(これこそが映画の醍醐味)
それに”心”が反応し、泣いてしまうんです。

”頭”ではなく。
中々こういう映画にはめぐり合えません。

新しいハリウッド映画のムーブメントを予感するような、

期待してしまうような、

 映画史に残るミュージカル映画だと思います。